瓏蓮と書


私と書との出会いは、小学校にあがるずっと前の事。

家の近所にあった書道教室の『書』という文字看板があまりにも素敵で

「どうしてもやりたい!」と泣きながら訴えたのがはじまりです。

 

その頃お世話になった書の先生が教えてくれた

「書道に大切な心構え」のひとつに

『人に媚びるような字を書くな』というものがありました。

 

それから早数十年…

未だにその教えを正しく理解できたかどうかわからないのですが

常に『ノーブルな書(文字)』を書きたいという想いをもって書と向き合っています。

 

伝統を正しく継承し、知的で洗練され、どこかストイックさを漂わせたような美しさ

 

そんな魅力を持った『書』を書きたい と思っています。

 

今の私は、まだまだその領域に達する事ができないけれど

いつか、少しでも理想の姿に近づけるように…

 

思えば、書道を始めて以来もう何十年も

私は、ひたすらこのテーマを追い続けているのかも知れません。

 


 瓏蓮

(LAUREN)

幼少の頃より書を学ぶ。

大学卒業後、長く人事・組織関連の仕事に携わっていたが、

「長い歴史の中で磨き続けられてきた書の技法を継承し

その究極の美しさを探究したい。」

という想いが年を経るごとに高まり

2015年4月、都内にて書道教室を開講するに至る。

『継承と探究』を自らの活動テーマとし、日々研鑚を続ける。

ふたば書道会 師範

BLOG: http://ameblo.jp/lauren-futaba/